「荷物や書類を早く届けたいけど、レターパックと速達、どっちを使うべき?」と迷っていませんか?
それぞれの違いや、どんな場面で使い分けると良いのか、意外と知らない人も多いものです。
本記事では、レターパックと速達の違いを分かりやすく解説します。
レターパックと速達の違いは?
レターパックと速達は、どちらも荷物や書類を早く届けるのに便利ですが、それぞれに特徴があります。
追跡サービスの有無
まず追跡サービスの有無が大きな違いです。
レターパックには追跡サービスがあり、荷物が今どこにあるのかをネットで確認できます。
一方、速達には追跡サービスがありません。
そのため、確実に配送状況を把握したい場合はレターパックの方が安心です。
荷物の受け取り方法
次に荷物の受け取り方法にも違いがあります。
レターパックには「プラス」と「ライト」の2種類があり、「レターパックプラス」は対面で手渡しされます。
一方、「レターパックライト」と「速達」は郵便受けに投函されるため、留守が多い人にはこちらが便利です。
具体的には、急ぎの書類を確実に受け取ってほしいなら「レターパックプラス」を選ぶのがおすすめです。
逆に、受け取りに立ち会う必要がなく、手軽に送りたいなら「レターパックライト」か「速達」が良いでしょう。
このように、目的や状況に応じて使い分けることで、よりスムーズに荷物を届けることができます。
レターパックと速達はどっちが早く届く?
荷物を早く届けたいとき、レターパックと速達ではどちらが速いのでしょうか?
実は、レターパックプラスと速達はほぼ同じスピードで届きます。
また、レターパックライトと速達も基本的には同じ配達スピードが期待できます。
しかし、状況によってはレターパックライトの方が少し遅くなる場合があります。
その理由は、レターパックライトの配達優先順位が速達よりも低いからです。
郵便局では、レターパックプラスと速達は料金が高い分特別扱いされるため、配達スケジュールが混雑している場合でも優先的に届けられます。
一方、レターパックライトは安い分、混雑時には後回しにされることがあります。
たとえば、急ぎの重要な書類を確実に早く届けたい場合は速達やレターパックプラスを選ぶのがおすすめです。
一方、そこまで厳密にスピードを求めない場合は、料金が安いレターパックライトでも問題ないでしょう。
配送スピードにこだわるなら、荷物の種類や優先順位も考慮して使い分けることが大切です。
レターパックと速達はどっちが安い?
レターパックと速達の料金は、荷物の重さや送り方によって変わります。
それぞれの料金を比較するために、まずは基本的な料金を紹介していきます。
・レターパックの料金
- レターパックライト:430円
- レターパックプラス:600円
・速達の料金
速達は、基本料金に速達オプションの追加料金を加えた金額になります。
速達オプションの料金は以下の通りです。
- 250gまで:+300円
- 1kgまで:+400円
- 4kgまで:+690円
定形郵便物の速達とレターパックの料金比較
定形郵便物(50gまで)の場合、基本料金が110円なので、速達オプションを加えても410円で済みます。
この場合、レターパックライト(430円)より速達の方が安くなります。
定形郵便物の最大の大きさは「長辺23.5cm×短辺12cm×厚さ1cm」です。
定型封筒のサイズでいうと長形3号の規格に当てはまり、A4横三ツ折で入るサイズになります。
定形外郵便物の速達とレターパックの料金比較
まず定形外郵便物は重さと規格内か規格外かによって料金が変わってきます。
・定形外郵便物の料金
規格内
- 50g以内:140円
- 100g以内:180円
- 150g以内:270円
- 250g以内:320円
- 500g以内:510円
- 1kg以内:750円
規格外
- 50g以内:260円
- 100g以内:290円
- 150g以内:390円
- 250g以内:450円
- 500g以内:660円
- 1kg以内:920円
- 2kg以内:1,350円
- 4kg以内:1,750円
速達とレターパックライト、レターパックプラスの料金の境目になる部分を紹介していきます。
速達とレターパックライトの料金の境目
定形外郵便物の規格内(50g以内):基本料金140円 + 速達代300円 = 440円
定形外郵便物になると一番安い重さと大きさであっても、レターパックライト(430円)より高くなることが分かります。
A4サイズの書類を折らずに送りたいのであれば、速達よりもレターパックライトがお得です。
速達とレターパックプラスの料金の境目
- 定形外郵便物の規格内(150g~250g):基本料金320円 + 速達代300円 = 620円
- 定形外郵便物の規格外(100g~150g):基本料金390円 + 速達代300円 = 690円
規格内と規格外のそれぞれ上記の重さからレターパックプラス(600円)の方安くなります。
まとめると
- 50gまでの定形郵便物の場合、速達の方が安い
- 定形郵便物の場合、レターパックライトが安い
- 規格内(150g~250g)規格外(100g~150g)から速達よりもレターパックプラスの方が安い
レターパックと速達の違いは?のまとめ
レターパックと速達は、速く荷物を届けるための便利なサービスですが、違いがあります。
- 追跡の有無:レターパックには追跡サービスがありますが、速達にはありません。
- 配達方法:レターパックプラスは対面で手渡し、レターパックライトと速達は郵便受けに配達されます。
- 配達スピード:レターパックプラスと速達は同じスピードですが、レターパックライトは混雑時に遅れる可能性があります。
- 料金:軽い荷物(50g以内)なら速達が安い場合もありますが、定形外郵便物ならレターパックライトがお得です。
用途や予算、スピードに応じて最適な方法を選びましょう。