手軽に送れる便利なレターパック。
けれど、「プラス」と「ライト」の違いが分からず、どっちを選べばいいか迷ったことはありませんか?
どちらも似ているけれど、料金やサイズ、送れる範囲など微妙に異なる点があります。
本記事では、レターパックプラスとライトの違いを分かりやすく解説し、あなたの用途に合ったレターパックを選ぶお手伝いをします。
レターパックプラスとライトの違い
レターパックプラスとレターパックライトは、手軽に荷物を送ることができる日本郵便のサービスです。
どちらも全国一律料金で使えて便利ですが、それぞれ特徴が異なり、用途によって適切な選び方があります。
この章では、色、配達方法、料金、厚さ、配達日数といったポイントごとに、2つのサービスの違いを詳しく解説します。
色の違い
レターパックプラスとライトは、見た目の色で簡単に区別できます。
レターパックプラスは赤色が基調になっています。
パッケージ全体が赤をメインにデザインされているので、一目でプラスだと分かります。
レターパックライトは青色を使用しています。
プラスに比べて落ち着いた印象のデザインが特徴です。
色だけでどちらのタイプかすぐに判別できるため、間違えることが少なく、購入や利用の際に便利です。
配達方法の違い
荷物が届けられる方法にも大きな違いがあります。
レターパックプラスは、配達員が荷物を対面で手渡しします。
受取人の手に直接渡されるため、貴重品や大切な書類などの安心感が求められる場面でおすすめです。
対面受け取りのため、受取人が不在の場合は再配達の手続きが必要です。
レターパックライトは、荷物を郵便受けに配達します。
直接受け取る必要がないので、不在時でもスムーズに受け取ることが可能です。
ただし、郵便受けに入らない場合は対面での配達になる場合があります。
荷物の受け取り方法が用途や受取人の状況に合っているかを考えると、適切な選択ができます。
料金の違い
レターパックプラスとライトでは料金が異なります。
- レターパックプラス:600円
- レターパックライト:430円
このように、ライトの方が170円安くなっています。
そのため、コストを重視する場合はライトを選ぶのがお得です。
一方で、対面受け取りなどの安心感を優先したい場合はプラスを選ぶのが良いでしょう。
厚さの違い
荷物の大きさ、特に厚さに制限があるかどうかも重要です。
レターパックプラスには厚さ制限がありません。
書類はもちろん、ある程度厚みのある荷物でも利用できます。
レターパックライトには厚さ3cmまでという制限があります。
そのため、書類や薄手の物品には適していますが、厚みのある商品や重さのある荷物には向いていません。
例えば、洋服やアクセサリーのようにコンパクトなものを送る場合はライトが便利ですが、辞書や小型家電のようにかさばるものを送る場合はプラスを選ぶのが良いでしょう。
配達日数の違い
配達にかかる日数も利用者にとって気になるポイントです。
レターパックプラスは、速達並みのスピードで配送されます。
緊急で荷物を送りたい場合や、早く届いてほしい場合に最適です。
レターパックライトも速達並みに配送されますが、配達の状況によってはプラス1日かかる場合があります。
時間に余裕がある場合にはライトでも十分ですが、確実に早く届けたい場合はプラスの方が安心です。
例えば、「明日中に必ず届けたい」というケースではプラスを選ぶ方が良いでしょう。
一方、「数日以内に届けばいい」という場合はライトでも問題ありません。
レターパックプラスとライトの共通している点
レターパックプラスとライトは、それぞれ特徴が異なりますが、実は共通している点も多くあります。
以下に、4つの主要な共通点について詳しく説明します。
縦34cm×横24.8cmのA4サイズで重量制限が4kgまで
レターパックプラスとライトはどちらも縦34cm×横24.8cmのA4サイズで統一されています。
このため、A4サイズの書類や、A4以内に収まる小物を送る際に便利です。
荷物が規定サイズを超えなければ、どちらのタイプも利用できます。
また、両者とも重量制限が4kgまでです。
これにより、書類だけでなく衣類や本など幅広いアイテムを送ることが可能です。
例えば、重めのカタログや雑誌も、4kg以下であれば問題なく送れます。
この共通点のおかげで、荷物が軽くても重くても同じ条件で安心して利用できます。
追跡サービスがある
レターパックプラスとライトにはどちらも追跡サービスが付いています。
このサービスでは、荷物が現在どこにあるのかを確認することができます。
送り状に記載されている追跡番号を、日本郵便のウェブサイトやアプリで入力すれば、荷物の配送状況をリアルタイムで確認できます。
たとえば、「大切な書類がちゃんと届いたか心配」「受取人に届く日を確認したい」といった場合にも便利です。
この追跡サービスは、レターパックを使う大きな安心材料となります。
補償がない
便利なレターパックですが、補償がないという点も共通しています。
万が一、荷物が紛失や破損した場合でも、運送会社からの賠償はありません。
そのため、貴重品や壊れやすいもの、高価なアイテムを送る際には不向きです。
具体例としては、高額なアクセサリー、精密機械などを送るのは避けた方が良いでしょう。
こうした荷物を送る場合は、ゆうパックや宅配便など補償のある配送方法を選ぶことをおすすめします。
土日や祝日も配達
レターパックプラスとライトは、どちらも土日や祝日にも配達されます。
これにより、休日に荷物を送りたい場合や、早く届けたいときに便利です。
たとえば、週末の急な用事で必要な書類を送る際や、祝日に相手へ荷物を届けたいときでも安心して利用できます。
多くの郵便局では土日や祝日も営業しているので、発送手続きも簡単です。
さらに、相手の受取スケジュールに合わせやすいというメリットがあります。
レターパックプラスとライトの選び方
レターパックプラスとライトは、それぞれ特徴が異なるため、用途に応じて選ぶことが大切です。
以下に、どのような場合にどちらを選べば良いかを解説します。
レターパックプラスを選ぶべき場合
・荷物が厚い場合やかさばる場合
レターパックプラスは厚さの制限がないため、厚みのある荷物や書籍、衣類などを送るのに向いています。
・対面で確実に渡したい場合
受取人に直接渡されるので、大切な書類や貴重品を安心して送りたいときに最適です。
・急ぎで届けたい場合
配達が速達並みに早く、不在の場合には再配達の手続きが行われるため、スピード重視のときに便利です。
レターパックライトを選ぶべき場合
・荷物が薄く軽い場合
厚さ3cm以内であれば、書類や薄手の衣類、カタログなどをライトで送ると費用を抑えられます。
・郵便受けで受け取ってほしい場合
直接手渡しでなく、受取人が不在でも郵便受けに配達されるので便利です。
・料金を節約したい場合
レターパックライトはレターパックプラスよりも170円安いので、コストを抑えたいときにおすすめです。
レターパックプラスとライトの違いは?のまとめ
レターパックプラスとライトは、日本郵便の便利な配送サービスですが、用途に応じた違いがあります。
- 色:プラスは赤色、ライトは青色。
- 配達方法:プラスは対面で手渡し、ライトは郵便受けに配達。
- 料金:プラス600円、ライト430円。
- 厚さ制限:プラスは制限なし、ライトは3cmまで。
- 配達日数:どちらも速達並みだが、ライトは状況により+1日。
選ぶ際は、厚さや受取方法、料金を考慮すると便利です。
大きめの荷物や安心感を重視する場合はプラス、軽くて薄い荷物を安く送りたい場合はライトがおすすめです。